栄養学はすべての人の健康を静かに支える学問

「栄養学は病気を患った人だけに手厚い学問ではない。すべての人の健康を静かに支える学問である。」

という、佐々木敏教授が東京大学退任記念最終講義で語った言葉に思わず涙した私。

私は子どもの栄養に関する仕事に携わってきて、特に離乳食に関して研究してきましたが、、「離乳食?ふーん。」と軽く扱われることが多かったのです。しかし、健康な子を健康に育てることも大事なこと!私はそう自分自身に言い聞かせ、励ましながら過ごしてきました。佐々木敏教授の言葉は、そんな私の胸に深く優しく染み入るものでした。

 日々の営みは、大きなニュースにはなりませんが、それが社会の基盤となります。私たちが当たり前のように行っている仕事や家庭での家事、そして人々とのコミュニケーションなど、これらの積み重ねが、社会を維持し、発展させています。特に子育てにおいては、日常的な関わりと努力が、子どもたちの成長や社会への貢献につながっていきます。小児栄養学は子育てを栄養面から静かに子どもの命を支える学問~と再認識した佐々木敏教授の最終講義でした。

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