食と栄養こぼれ話

健康科学

育児栄養学

~子育ての視点から静かに子どもの命を支える学問~ 人類が未来に向かって発展(繁栄)していくためには、子育ては欠かせない大切な仕事です。 子どもたちを育て、健やかに育んでいくことが、私たちの未来を担う子どもたちに幸せな人生を送ってもらうための...
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フードテック

フードテックとはFoodとTechnologyを組み合わせてつくられた言葉である。 フードテックは、世界的な気候変動や国際情勢の不安定化を受けて食糧供給のリスクが高まっている現状において、世界的な食糧不足・飢餓問題に対応する持続可能な食糧供給の実現や、食品産業における生産性の向といった技術開発だけでなく、人間の健康の維持・増進、QOLへの改善、well-beingをもたらす技術と考えられている。 フードテックの対象は多岐にわたっているが、最近は代替肉(植物肉、培養肉)、藻類食品、陸上養殖、昆虫食、次世代型植物工場、スマート育種、ゲノム編集技術、代理親魚技術、スマート育種、ゲノム編集技術、AIやロボット技術などが実用化されてきている。 ところでヒトは見たこともないものを生まれて初めて食べる時には、不安を覚える(新奇性恐怖)。毒が含まれていれば命を失う危険がある。しかしその時、周囲の人々が、問題なく食べていれば、自分も食べてみようと思うことが多い(新奇性嗜好)。新しい食品へのチャレンジは、食の世界が広がりwell-beingをもたらす可能性も広がる。 今後、新奇性恐怖と新奇性嗜好の葛藤のなかで、開発されたフードテックの対象品はどのように受け入れられていくのであろうか。新奇性恐怖と新奇性嗜好のせめぎあいが日常茶飯事になる日も近い。
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食と栄養こぼれ話:二重負荷

世界の子どもの22.2%(1億5080万人)は発育不良にあり、衰弱した子どもが7.5%(5050万人)いる 一方、過体重の子どもは5.6%(3830万人)存在する。
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食と栄養のこぼれ話:「妊婦のための食生活指針」改定

「妊婦のための食生活指針」の今回の改定の大きな点は 「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から健康なからだづくりを~」 (厚生労働省) と「妊娠前からはじめる」が加えられたことです。 胎児期に発育が十分でなかった場合、成人後に...
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食と栄養―こぼれ話 :アニサキスにご用心

日本は、寿司や刺身などで魚介類を生食する習慣があるため、諸外国に比べてアニサキスによる消化器疾患が多いといわれます。  さらに鮮魚・活魚の流通システムの発達に伴い、生きのいい魚が消費者に届けられるようになり、さまざまな魚種が生食されるように...
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食と栄養―こぼれ話:山椒

山椒(さんしょう)は、縄文時代から日本列島にあったとされています。 古名は「はじかみ」。 「はじ」が「爆ぜる(はぜる)」、「かみら」(韮)は「にら」の古名です。 さんしょうの生鮮品は香味野菜、乾燥品は香辛料として利用されています。 さんしょ...
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食と栄養―こぼればなし:緑色のレモン

レモン色のワンピースと聞くと鮮やかな黄色を思い浮かべる方も多いことでしょう。 レモン色といえばやっぱり黄色でしょうか? でも最近は緑色のレモンも見かけるようになりました。 レモンなどの柑橘系の果皮色は、成熟する前が緑色。成熟にともない黄色に...
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食と栄養―こぼれ話:持続可能で健康的な食事は[日本食]ですか?

「持続可能で健康的な食事に関するガイド」*では 食品に基づく指針を環境・社会・文化、経済の持続可能性を考慮しており、 そのような地域食(territorial diets)の例として、 地中海食、北欧食と並んで日本食があげられています。 持...
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食と栄養―こぼれ話:世界すべての国が子どもの栄養不良の問題を

世界すべての国が子どもの栄養不良の問題を抱えている 栄養不良の子ども22.2%1億5080人 衰弱した子ども7.7%5050万人 過体重の子ども5.6%3830万人 現在までの進展は全く十分とはいえない。 2018_Global_Nutri...
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食と栄養ーこぼれ話:人生最初の1000日の栄養

Nutrition in the First 1,000days 運動が 世界で普及しつつありますので、ご存知の方も多いことでしょう。 この運動は、胎児期から2歳の誕生日までをプラスした 1000日の栄養改善の重要性を示したものです。 世界...