産廃処理業の生き残り策

生き残るために,優良処理業者になる!
環境に優しく,儲かる体質の会社作り提案

産廃処理業の差別化が進められています

「優良産廃処理業者認定制度」が導入され,産業廃棄物処理業者に対する「優良認定」が行われるようになりました。この政策は産業廃棄物処理業者の優劣を市場の判断にゆだね,それによって業者の淘汰を狙うものです。この事業が進むことによって,産廃処理業者の優劣が明確になり,これからは産廃処理業者が厳しく選ばれる時代になります。このことは,優良な処理業者にとっては顧客を増やすチャンスになりますが,時代に乗り遅れた処理業者にとってはこれまで築きあげてきた顧客と信用を失うことになるのです。

環境マネジメントシステム構築と,情報公開を躊躇していませんか

優良な産廃処理業者として認められる条件は,5つあります。(1)一定期間行政処分を受けていないこと,(2)情報公開をしていること,(3)電子マニフェストに加入していること,(4)財務状況が健全であること,そして(5)ISO14001やエコアクション21等の環境マネジメントシステムを導入していることです。しかし,まだ多くの産廃処理業者が情報開示や,特に環境マネジメントシステムの導入に躊躇されているようです。

問題点1 中小企業にはISO14001は難しすぎる

よく言われることです。しかし,エコアクション21であれば,中小企業にも適用可能な環境マネジメントシステムであり,実際に従業員3名の産廃処理業者が認証を取得しています。

問題点2 金と手間が掛かるばかりで何もメリットがない

環境マネジメントシステムは,確かに費用と手間が掛かります。また,その割にメリットが少ないということで,継続審査を諦めるケースも多く見られます。しかし,環境マネジメントシステムのメリットは,当事者の創意と工夫で作り出すものです。はじめからメリットがないと諦める必要はありません。

問題点3 業務が多忙で,なかなか手を付けられない

環境マネジメントシステムの必要性は理解しているが,どこから手を付けて良いか分からないとか,必要な人材が社内に居ないなどの理由で導入のための作業に取りかかれない例が多く見受けられるところです。

どのような理由があるにせよ,環境マネジメントシステムの導入と情報公開の実施を先送りしていれば,ライバルから水をあけられ,優良な顧客を失って今後の事業運営に展望が見いだせなくなります。是非とも早期にこれらを実施して行く必要があります。

生き残るためのソリューション

私たちは,環境マネジメントシステムと情報開示に関して悩んでおられる廃棄物処理業者様のために,コンサルティングを展開しています。普通の環境コンサルタントでは分からない廃棄物処理業の細部を知り尽くしているので,最も効率的な方法で,産業廃棄物処理業における環境マネジメントシステム構築と,情報公開を実施するための,徹底的なご指導とお手伝いを致します。特に,環境マネジメントシステムに関しては,廃棄物処理企業にとって有益な3つの効果を追求するものとします。

効果1 環境に配慮した経営を実現する

環境マネジメントシステムに期待される基本的な機能です。認証を取得した事業所の大部分はここまでしか実現していません。しかし,以下の2つを考慮しない環境マネジメントシステムは,本来の効果の1/3しか発揮しないことになります。

効果2 廃棄物処理の生産性を向上し,収益力の高い経営を実現する

形式だけの環境マネジメントシステムを導入すると,「環境対策は金が掛かる,儲からない」ということになります。しかし,私たちがサポートする環境マネジメントシステムは,「生産性を向上し(利益を向上する),そのうえ環境保全を推進する」という一石二鳥を狙うものです。

効果3 他社との差別点を明確にし,市場において有利なポジションを確保する

環境マネジメントシステムを構築していることは,他社との差別化の要素です。しかし,このことだけでは同業者との価格競争から脱却することはできません。私たちは,環境マネジメントシステムを構築していることを前提に,このほか貴社の廃棄物収集運搬・処理技術や,適正処理推進の努力などを総合的に検討し,これをマーケティングに活用する方法をご指導いたします。

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