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健康科学

【おっぱいは誰のもの?―乳児栄養法の変遷②】  明治時代から大正時代~おっぱいは近代化の波にのったか

明治時代から大正時代(近代)~おっぱいは近代化の波にのったか明治時代になると近代化に伴い、授乳に関する考え方は大きく変化していった1)この頃になると初乳が肯定的に評価され、胎毒説①が力を失うことで、母と子が初めから乳で結ばれることが「自然な...
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【おっぱいは誰のもの?―乳児栄養法の変遷①】江戸時代~小児科学移入前(近世)~おっぱいを求めて

江戸時代-小児科学移入前(近世)~おっぱいを求めて江戸時代の乳汁栄養法は、現在のように、母乳栄養と人工栄養という区分ではなく、人間の乳(人乳)という枠組みの中で生みの母の乳と他人の乳(乳つけ、貰い乳、乳母の乳、)の区分となる(図 1)。 図...